「災害図上訓練」を〝ＤＩＧ（Disaster Imagination Game 略してディグ）〟と呼びます。
通常、訓練というと訓練用消火器や消火栓を用いての「消火訓練」、怪我人を想定したりした「避難訓練」、１１９番に架電する「通報訓練」などが一般的ですが、言葉が悪いのですが若干『マンネリ化』は否めないものもあります。
「災害図上訓練」は英原文にあるように、Imagination（想像）して行うGame（模擬シュミレーション）です。
形式は特に決まり事もなく、図上で行うための「地図」「建物平面図」など、動線や設備箇所が分かるものが必要です。
少人数であれば、大きめの紙刷りにカラーマジックで書きこんでいっても良いですね。（書き直しするために、表面に透明板を重ねるのも有効です）
デスクを囲めない人数であれば、プロジェクターなどで投影するのも分かりやすいです。
大事なことは、空間を一緒に過ごしている人が皆参加して、ディスカッションできる環境と雰囲気を用意することです。
① 建物・敷地内での有事行動
火災や地震など、避難誘導の経路の確認や初期消火手段の機器設置個所の確認が目的です。
避難場所も大切です。火元は自分の所とは限りません。周囲の環境や風向き等の気候条件によって、考えれる要素を確認しておきましょう。
② 所在地周辺での有事行動
大規模地震や伴う火災、沿岸部であれば津波災害が、想定される要素です。
一次避難場所・二次避難場所が、行政が案内しているハザードマップには情報公開されています。
至るまでの避難経路は適切か否か？高所までの移動手段をどうしていくか？ 漠然と思案しておることも、改めて想像しなおすと考える要素は増えていくと思います。
何事も自分自身の思い込みも大事ですが、全て主観的に捉えていると「みえてない要素」があって当然です。周囲と意見を出し合うことで再認識することもあると思います。
防火管理者を含めたリスクマネジメントご担当者様！一考くださいね！！
トゥエイボア 総合防災
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